整体学校等との違い
整体（せいたい）とは、脊椎・骨盤・肩甲骨・四肢(上肢・下肢)等の体全体の骨格や関節の歪み・ズレの矯正と、骨格筋の調整などを、手足を使った手技と 補助道具にて行うことで、症状の改善や治療をおこなう民間療法の一種である。「整体術」「整体法」「整体療法」と呼ばれることもある。
現在の整体は、
①日本武術の柔術や骨法等の流派に伝わる手技療法を中心とする整体、
②伝統中国医学の手技療法を中心とする整体、
③大正時代に日本に伝 わったオステオパシーやカイロプラティックなどの欧米伝来の手技療法を中心とする整体、当時の治療家たちの独自の工夫などを加えた整体など多種多様であ る。
* 昔は整体の事を、柔術や骨法等では、正体・正體・整體・整胎術等と呼称されていた。
* 現在の柔道整復業（接骨,整骨）とは、治療に対する思想、施術内容が全く異なる。
* 現在、整体師は民間資格であるため、各整体団体の「認定証」及び「修了証」の発行を受けて整体師となる者もいる。また、整体師になるため各種証書は原則と して必要としない。
* 整体師は、あん摩マッサージ指圧師でないため、あん摩、マッサージ、指圧の各手技を行うことはできない。また整体にはその様な技術系譜も無いので行う事も 無い。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
上記が整体における技術の区別とみることもできますが一様に分けることができないのが現実です。
また、整体学校と称されるところで教えているものはほぼマッサージの技術＋カイロ的技術が全般的なのではないでしょうか。もしくは、あらゆる理論と技術 を講義する学校さんもあることでしょう。そこには何の理念も信念もありません。失礼とは思いますがこれが現実です。また、自然治癒力、免疫力を上げるとい うフレーズをよく聞きますが残念ながら技術の未熟さをカバーする言葉として使われている感がゆがめません。全ては原因と結果の反応ですから、原因を理論的 に突き詰め、技をもちいて結果（痛みや症状）を取り除くという姿勢が大事になると思います。
人を治すということ（尊大な言い方ですが）が本当にわかってから初めて人間の自然治癒力や免疫力の凄さを感動を持って味わうことができると思います。
当協会の講習も技術を教えるという点では、整体学校と同じに感じられるかもしれませんが本質的に違います。理論も技術も発展し、また、その構築に会員一 人一人が参加していただきたいという思いがあります。そしてこれらは全て科学的に検証されながら進めていかなければならないという本質があります。そこに 徒手の可能性を見出すことと、また、人間がおかれている人体の状況及び環境を皆さんに理解していただくことが徒手療法協会の役割と考えています。