帯状疱疹


  みなさんのほとんどの方が、子どもの頃に水疱瘡(みずぼうそう)にかかったことがあると思います。  この水疱瘡の原因は、ヘルペスウィルスです。このヘルペスウィルスは、水疱瘡が治った後も神経の中に潜伏し、体力が  弱って免疫力が低下して暴れ出すと、肋間神経や後頭神経、三叉神経などの末梢神経を傷めつけて、帯状疱疹として発症するのです。

  そうなると、大変な痛みが発生します。重症型の場合、この痛みは地獄の苦しみだと言われています。ヘルペスウィルスは水疱瘡にかかったこと があれば、ほぼ全員が持っているのですが、帯状疱疹は、昔はお年寄りの病気でした。
  また、一度かかれば、二度はかからないと言われていました。しかし、今は若い人でも発症しますし、再度発症することも珍しくありません。病 院での治療は薬物療法が主体で、レーザー治療なども行なうようですが、現在のところ、根本的な治療法はまだ確立されていないようです。

   実は、この帯状疱疹は、ズレで圧迫された末梢神経に発症しており、ズレと密接に関係している病気なのです。ズレていても、免疫力が極端に 低下していなければ単なる神経痛として発症します。  しかし、ズレによって常に神経が圧迫されて弱ってくれば、神経細胞自体も弱ってきてますので、細胞の免疫力も低下してしまいます。

  そうなると、ヘルペスウィルスが暴れ出すようになるのです。このように、一旦ウィルスが暴れ出して帯状疱疹が発症してからでは、皮膚に水疱 があるので、体の外側から手技でズレを矯正することができません。

  水疱がおさまってからの後遺症による神経痛であれば、ズレを矯正することで症状を緩和できますが、暴れている最中のウィルスの勢いには、矯 正も追  いつかないのです。
  ズレ自体は、物理的にズレる場合もありますが、ねじれ現象によるズレのほうが圧倒的に頻繁に発生します。 

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