五十肩 肩関節周囲炎


 腰痛と同様に、五十肩や四十肩は非常に一般的な疾患です。
  本人にとっては、とてもつらいのですが、他人からはあまり同情されないところが余計につらいところです。  五十肩は、正式には肩関節周囲炎とされ、1〜2年で自然治癒するものなので、病院でもあまり積極的な治療は行なわれていません。
  老化なので仕方がないと言われて、せいぜい、関節を固めないように、痛くても、よく腕を回すことを勧められるぐらいです。

  実は、この症状自体は、20代、30代での発症も珍しくありませんし、これは、肩や肩甲骨周辺で痛みを出す複合的な神経痛であって、決して 肩関節の老化ではありません。

  逆に言うと、老化であるならば、1〜2年で自然に回復するはずもないのです。

  この症状を訴える方を診ると、肩関節自体には異常はなく、頚椎、肩鎖関節、  胸椎など、少なくとも3ヶ所以上ズレています。

  これは、ズレの方向に規則性があることから見ても、やはりねじれ現象が原因であると言えます。  ねじれ現象によって、ズレが増幅したために痛みが出ているわけですから、ズレた部分を矯正すれば、痛みは消えてしまいます。

  発症からある程度時間がたっていると、関節が固まっていますので、機能的な回復には、そこそこの時間が必要となりますが、ズレによる痛みさ えなければ関節の運動もできますので、そんなに長期間になることはありません。

  ラジオ体操などで、腕を上に上げる運動を毎日欠かさずやるのは、肩関節のためだけでなく、健康のためにも重要なことなんですよ。

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